中学校受験が終わりました

塾長ブログ

本校受験クラスのみんな、お疲れ様でした。
君たちはこの一年間で学院・清心・修道・女学院・安田・城北・なぎさの過去問を合計50年分やり切りました。
かなり厳しい指導をしてきたと思いますが、よく頑張ってついてきてくれました。
思うような結果が出なかった人もいますが、これほどまでに勉強した君たちを私は誇りに思います。

本校の方針として中学校入試・高校入試の合格実績は対外的な発表をしません。
(HPに受験奮闘記を記載したり、祝合格の校舎内掲示程度にとどめます)
対外的な合格実績の発表は大学受験のみとします。

全日程終了

1月頭から始まった中学校入試が終わりました。

日付共学校男子校女子校
11/24(日)広島叡智学園(一次)
12/7(土)英数学館(Ⅰ期)
12/8(日)AICJ(自己推薦入試)
12/14(土)呉青山(前期)暁の星女子
12/15(日)近大附福山(適性型)
12/24(火)尾道(Ⅰ)
12/25(水)
~27(金)
広島叡智学園(二次)
1/4(土)AICJ(本校入試1回目)
1/5(日)広島新庄(Ⅰ)
如水館(第1回)
盈進
広島城北比治山女子【推】(Ⅰ)
1/6(月)国際学院
銀河学院
山陽女学園(A)
暁の星女子
1/7(火)修大協創(Ⅰ)
崇徳(A)
国際学院
1/8(水)安田女子(A)
1/9(木)安田女子(B)
1/10(金)修大協創(Ⅱ)
1/11(土)武田山陽女学園(B)
1/12(日)近大附福山(前期)
近大附東広島(前期)
1/13(月)広島新庄(Ⅱ)
1/18(土)近大附東広島(後期)
広島市立中等教育学校
1/19(日)三育学院
近大附福山(後期)
山陽女学園(C)
1/21(火)AICJ(本校入試2回目)
広島なぎさ
1/22(水)AICJ(本校入試3回目)広島城北広島女学院
1/24(金)修道ノートルダム清心
1/25(土)県立広島
県立三次
市立福山中学
比治山女子(Ⅱ)
1/26(日)広島学院
1/27(月)広大附属
修大協創(Ⅲ)
1/29(水)広島城北
2/1(土)崇徳(B)
広島新庄(Ⅲ)
呉青山(後期)
2/2(日)三育学院
2/3(月)広大附属福山中学
2/8(日)如水館(第2回)
尾道(Ⅱ)
2/15(土)英数学館(Ⅱ期)
2/23(日)三育学院

今年の日程はこんな感じでした。
今年は崇徳を受験する子がいなかったので、29日の城北で終わりです。
大体広島市内は毎年冬休み明けに始まって1月末で終わる日程になっています。

最近の中受について一言お願いします。

市内でいうと、広大附属・学院・ND清心が難関であることは変わりません。
ですが、その下がもう乱戦状態になっているように思います。

特に数年前から安田と崇徳の難易度がおかしくなっているように感じます。
安田は2020年くらいまでであれば専願の子は3割で合格をもらえていましたが、最近は5割でも厳しいかもしれません。
問題自体も難しくなっている感じがします。
私の知っている範囲で、ND清心に合格した生徒がND清心を辞退して安田に通っているケースも有ります。
崇徳に関しては、学院に合格した生徒が崇徳に落ちているケースも有ります。

カオスですね。

ひー

全国的に中受熱が上がっているようです

こちらはネットで見つけたデータになります。
首都圏のデータにはなりますが、広島県は全国的に見ても中高一貫校の数が多く中学校受験の受験者数は全国で5位という激戦区ですので、これと近いデータになるんじゃないかと思います。

1990年のバブル経済崩壊や2008年のリーマンショックのあとは受験者数が急激に減少しています。
そして、経済が落ち着いたのちまた中受が過熱していくという流れを繰り返しています。

少子化の流れではありますが、それは逆に子供1人あたりにかける教育費の増額と言う側面を生むことで中受熱の上昇に一役かっているように思われます。

私が附属・修道・学院を受験したのが1990年だったと思います。
そのころより難しくなっているのですね・・・

ひえー

また、中学校も様々なタイプの教育をするようになりました。
その結果、地域のトップ校の人気はそのままで2番手~3番手の中学校の人気が上がってきているようです。

広島県では、4科目受験や2科目受験が主流のようですが、都内に行くと3科目受験(英語・国語・算数)なんてのもあるようです。
(一応安田のA日程で英検が加点として考慮されます)

この流れはしばらく続くような感じがしますので、来年以降の受験生は激戦区であることを頭に入れて頑張ってください。

中学部 中高一貫クラス

小6受験クラスの方で来年度も通塾を考えてくれている方が多いようでした。
ですので思い切って中高一貫クラスを新設します。

中高一貫クラスのコンセプト
★大学受験を見据え英語を最優先
★国立大学を受験する際に重要な数学の強化
★基礎学力として需要な現代文の大学受験を見据えた指導

上記が中高一貫クラスのカリキュラムとなります。
公立中学一斉クラスは定期テスト対策に重点を置いて全科目指導していきますが、中高一貫クラスは英数国の3科目指導で基本的に授業中にテスト対策はしません。

放置!!!!

さすがに定期テスト期間は、授業を止めてテスト勉強しますよ。
ただ、公立中学校のように大量の対策プリントを配ったりはしません。

何をするんですか?

おもに学校のワークの演習をしてもらいます。
先生は質問対応をする感じですね。

公立高校の受験には内申点が必要なため定期テスト重視の勉強になります。
中高一貫校は次の入試は大学受験ですので、中学校の定期テストは評価対象に入りません。
ですのでこういったカリキュラムを組むことになります。

ちなみに最重要科目である英語は、中学校在学中に英検2級以上の取得を目指します。
こうすると高校生になったときに英検準1級の取得が可能となります。
英検準1級は現状広島大学受験時に『大学入学共通テストの英語を200点満点とする』となります。

共通テストで200点を取るよりも、英検準1級を取るほうが遥かに簡単です。
ですので広島大学を受験する際には相当に有利な条件で戦うことが可能となります。

どのくらい有利なんですか?

少なくとも、私が過去受け持った生徒は全員合格しています。

文系の場合広島大学の配点は大体共通テスト1000点・二次試験800点です。
大体文系の学部のボーダーラインは得点率73%くらいですので、英語が200点満点だとほかの受験生と比べて50点以上のアドバンテージになります。
これは相当大きいリードになります。

一般的に二次試験は総配点の5%を超える点差をひっくり返すのは難しく、10%になると絶望的と言われています。
二次試験が800点満点の広島大学の文系の場合50点のリードは6.25%のリードになります。
これを覆すのは至難の業となるでしょう。
実際広大医学部に通うまなぶん先生に聞いてみたところ、体感で同級生の6~7割は英検準1級を持っているようです。

ただし、高校高学年になるとほかの科目の勉強に時間を割かなければならないので、英検の勉強をするのはナンセンスです。
広島大学の英検の賞味期限はたしか3年だったはずですので高校1年生の時に取るのが良さそうです。
ただし、ほかの大学であれば賞味期限が2年のところもありますので高校2年生の前半に取るのがベストかもしれません。(早めにとって、取り直すことは可能)

受験勉強しながら英検取れないんですか?

取れないことは無いと思いますが・・・
陸上競技例えるなら、『長距離の練習ばかりして短距離走に勝てますか?』と言う感じです。
私的にはお勧めしません。

英検(他の英語検定も含む)はどの大学にでも使えるわけではありません。
ですが中だるみしやすいと言われる中高一貫校生活です。
ある程度緊張感と目的を維持したまま過ごすにはよい目標だと思いますので、中高一貫クラスは英検を目標にみんなで頑張るクラスにしていきたいと思います。

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