勉強が出来るようになる方法

塾長ブログ

勉強が出来るとはどういうこと?

一言で頭がいいと言ってもいくつかのタイプがあります。

①記憶力がいい
 単純な暗記が得意で英単語などもすぐ覚えてしまう。

②処理速度(計算速度)が速い
 計算が速かったり、文章を読むのが速い人。

③思考速度が速い
 応用問題をしっかり解くことが出来る人。

④耐久力が高い
 長時間地道に努力を続けることが出来る人。

だいたいこんなところでしょうか。

先生僕はどうしたら頭良くなれます?

大丈夫、PREFIXはまず最初に④の耐久力を上げていきます。

私も頭良くなりたいですぅ~

中学生は夏期講習で①のトレーニングひたすらやりました。
あれも訓練の一環です。

①と④に関しては、塾でも徹底的に指導していきますのでちゃんと付いてくれば必ず身につくはずです!

高校入試に限定していえば、この2つのステータスが高ければ皆実高校や井口高校に合格できます。
基町や舟入だと3つのステータスを上げておく必要があるでしょう。

②処理速度(計算速度)の上げ方

大げさに書いておいてなんですが、基本は地道な計算練習になります。

ただし、常に時間を意識して計算することが重要です。
何も考えず努力するだけでは、計算精度は上がりますが、計算速度は上がりません。

学校の授業などで数学の先生が、複雑な計算式をさらさらっとかけるのは似たような問題を何万問も練習しているからです。

初めはゆっくり正確にとけるよう練習し、安定して正解できるようになってきたら時間を区切って高速で解く練習をしていきます。

この時重要なのことなのですが、5分間で10問解くと決めたとします。
5分後、10問解いていない状態でタイムアップになりました。
皆さんはどうしますか?

時間を無視して解けるまで頑張ります。

それは間違った勉強方法です。
それでは結局甘えてしまって、速度を上げる訓練にはなりません。

どうすればいいんですか?

解けなかった問題は、あきらめて悔しい思いをいながら採点をしてください。
実戦では時間内に出なかったものは0点です。
イメージしてみてください。
50mを早く走る練習をしている人が2人いたとします。
①常にタイムを気にして、少しでも早く走るよう頑張っている人。
②きれいなフォームでかっこよく走れるように、ゆっくりフォームを確認しながら走っている人。
どっちが速く走れるようになると思いますか?

①ですね・・・

これはなかなかストイックな方法なので、自分で訓練するのは難しいと思います。
アプリなどを使えばタイマーがついていて強制的に次の問題に行くので利用してみてもいいかと思います。
校舎でも講習会などを使ってそのうち訓練していきます。

ちなみにNASAの研究データに、こういった時間を区切った基礎トレーニング後に勉強をすると学習効率が30%上がるといったものがあります。

19:00~19:30を計算トレーニング・単語トレーニングに正式に当てはめてもいいかもしれません。
(そうすると一年生の授業が20:30終わりから21:00終わりになってしまいますが・・・)

先生文章を読む速さは?

まず初めに行う訓練は、文章の内容を理解せずに文字を追っていく訓練です。

ええええええーーーーー

これもよく誤解されがちなんですが、『うちの子本が好きなのに国語の点が悪いんです』なんてケースは文章読みすぎな場合が多いです。

前のブログでも上げましたが、現代文の問題は高校入試レベルまでは内容の理解はあまり重要ではありません。
むしろ、頑張って情景を思い浮かべ、行間や文章の裏にある隠された筆者のメッセージを読み取るなどと言う、超高度な文学的読解をしてしまうとまず不正解になります。

ですので、早く読む訓練の第一段階としてはあまり内容を理解せずに、どこに何が書いてあるかを把握する程度の理解度で、速読していくことが需要です。

余談ですが、小中レベルの現代文ですと解説授業するときに私は問題文をほとんど読んでいません

③思考速度が速い

以上が出来るようになれば、基町・舟入・国泰寺に合格することはさほど難しくないでしょう。

先生待って!

なんでしょう?

③思考速度を速くするにはどうするんですか?

別に公立高校入試には不要ですよ?
難関大学の入試には必要ですが・・・・

公立高校入試レベルですと、基本的にはどこかで見たことのあるような問題が出ますので高度な思考速度は不要です。
また、授業中にそれを指導する方法も私は持ち合わせていません。

ここの訓練は日常にあると私は考えていますので、日常で思考速度を鍛える方法を最後に紹介してきたいと思います。

『すべての事象に理由をつける』

これに尽きると思います。自分の行動や他人の行動や工業製品の形などあらゆるものは因果関係をもって成立しています。

例えば隣に座っている人が何気なく右手を上げるといった動作をしたとしましょう。
普通なら、そのようなことは気にも留めないと思いますが、訓練するのであれば、なぜ右手を挙げたのかを周りの状況から推測してみると良いでしょう。
この訓練を続けていれば、思考力は上がっていくと思います。

あとは、私が実際に高校生の頃に行っていた訓練方法ですが、

鏡に向かって毎日『私は天才』と言い続ける

出典:スラムダンク(井上雄彦)

と言ったマインドコントロールも有効かもしれません。
ちょっと恥ずかしいですが、やってみたい人はどうぞ。

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