塾コンシェルジュ吉田

塾長ブログ

塾に通い始めるタイミング

仕事柄、親戚や知人に子供を塾に通わせるタイミングについて聞かれることが良くあります。

『大体何年生くらいから?』

といった質問が多いのですが、実際相当個人差がありますし、目的によっても異なるので一言では言えません。
ですが、ある程度の目安はありますので参考までに上げておきたいと思います。

小学生を塾に通わせるタイミング

中学校受験をする場合は小4から

ただし、選ぶ塾は慎重に選んだほうが良いでしょう。
『中学校受験の講師は職人芸』
と言われ、相当な熟練度を必要とします。

また、相当できる子でない限り小6から始めるのはかなり厳しいものです。
できれば小4から、遅くとも小5から一斉クラス指導のある塾に通わせるか、かなり割高な個別指導塾に通わせると良いと思います。

中学校受験をしない場合は必要に応じて

目安としては、『漢字の書き取り』『分数の計算』に遅れが見られた場合です。
この二つに関してはかなり慎重に見極めておくことが重要だと思います

漢字で遅れてしまうと、耳や目から入ってくる情報量に制限がかかるため、全体的な学習効率が下がります
そして分数の計算に習熟しておかないと中学1年の最初からかなりしんどいことになります。

また、ほかのブログでさんざん言ってきた英語ですが、最近はタブレットで結構いいアプリがありますので、低学年のうちにそちらをやっておけばコスパが良いでしょう。

そして小5・6あたりからお子さんが行きたいと言えば文法を教えてくれるところに行けばよいかと思います。

中学生を塾に通わせるタイミング

これは大体5通りかと思います。

中1の初めから
小学校で勉強があまり得意でなかった場合は、問答無用で初めから塾に通ったほうがいいかと思います。

中1初めのテストで点をとれなかったら
次は中1の初めの定期テストです、小学校であまり困っていないように見えても、中学校に上がったとたん崩れる方が多くおられます。このタイミングでなら内申点的にもダメージが少なく立て直しやすいためおすすめのタイミングと言えるでしょう。

中2の初めから
中1の初めは悪くなかったが、少しづつ点が下がってきた方のタイミングはここです。また、中2はペースが乱れてくる方が出てくるため、成績が下がる前に通塾させるのもよいでしょう。

中3の初めから
そんなに勉強に困っていなかったが、志望校を決めたときに力不足を感じた場合はこのタイミングでしょう。

中3の夏から
塾にもよりますが、中3の夏期以降は過去問演習をしていくことが多いです。
大手の中には合格実績集めのためにこの時期からの入学を無料にしているところもあります。
そういうのを狙っていくとコストパフォーマンスが良いでしょう。

高校生を塾に通わせるタイミング

これに関しては、上位大学を狙うのであれば高校1年生以外の選択肢はありません

東大や京大や医学部のような最難関大学を考えた場合、我々指導者側は高校1年生の成績で合否を予測できます。
広島大学や旧帝国大学のような難関大学でも高校2年生の成績でだいたい合否を当てることができます。

そんなに早くからわかるんですかっ!

高校で勉強する内容は中学5倍とも6倍ともいわれます。
普通に考えたら、1年生の時についた差は簡単に埋まるものではありません。

確かに、逆転合格する人はいますし、高3の夏から受験勉強を始めて急激に伸びる人もいます。

ですがまぁ、そのようなものはほんの一部にすぎません。
そして、そういったドラマチックな事例は宣伝効果が高いため様々な塾が宣伝材料に使います

その結果、高3から頑張ればなんとかなるような錯覚が生まれ予備校の利益になるわけです。
ですので、高校生の場合は塾に行くのであれば1年次から通い、いらないと思えば途中でやめればいいのです。

また、塾にもいろいろな種類があり、目的にによって最適な塾は変わってきます。
結局は本人次第なのですが、いろいろな情報は早めに集めておくのが良いでしょう。

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