子供の貧困について

塾長ブログ

日本の子供の14%が貧困

いつものようにインターネットで教育に関する記事を読んでいたところ、日本の子供の7人に1人が貧困と言われる状態にあるという記事が目に留まりました。
「そんなわけはないだろう」と思いながらいろいろ調べて結果、公の記事にも同様の内容があり、これが真実であることを知りました。

私は自分の無知を恥じました。
現在この国では、世帯月収が14万を切る子供を持つ家庭が全体の14%もいるようです。
何らかの理由で非正規雇用となり、コロナ渦の中で勤務時間を削られた家庭もあるようで、全国的にみると高校の学費が払えず中退した人もかなりいるとか・・・。

世帯月収が14万を切るということは家賃などのインフラと食費を払うともうほとんど手元には何も残らないはずです。
服など買えないでしょうし、風邪でも引こうものならパートのシフトが減ってさらに収入が下がります。
おまけに病院に行くお金も工面できないようです。

そういったご家庭は、食費を削って費用を捻出するらしく欠食児童と言う言葉は、令和の時代において死語とはなっていないそうです。

私は京都にいたころ、経済的に困窮している地域に対して無償で授業を行う団体に所属していた時期があります。
ですので、その存在は知っていましたしある程度の知識があるつもりでいました。

しかしながら、地域と言う枠組みに当てはまるのではなく、14%もの人数が全国に非局在化している状況は全く知りませんでした。

子ども食堂

江波の地域には子ども食堂と言うものが存在します。

https://kodomoshokudou.wixsite.com/ikuchan/blank-6

私ははじめ、子ども食堂のチラシを見たときに楽しそうだから行ってみようと思いました。
今回の記事を読んで改めて子ども食堂について調べたところ、貧困で困っている児童を支援するためのものであることを知りました。

自分の愚かさに、ものも言えません。
私はこの活動を応援しなければいけない立場ではないか・・・
先生などと呼ばれる資格など無いではないか・・・

私は若いころ居酒屋で厨房にいたこともありますので、今度時間のある時にでも手伝いに行けたらと思います。

個人塾として出来ること

衣食住が満足に回っていないということは、当然勉強に力など入らないでしょう。
また学校についていけなくなったとしても、塾に行くことなど出来ないはずです。
「根性が足りない」と厳しいことをいう人もいるでしょう。
実際私の友人に、このような状況下で育ったにもかかわらず人の倍の努力をして立派な社会人をしている人がいます。
彼のように強い心と体を持っていればそれも可能かもしれませんが、全員がそうではないでしょうし、小学生にそれを求めるのは余りにも酷と言うものです。

データーによると、貧困と言われる家庭で育った子供は一般家庭で育った子供に比べて、大体小6~中1にかけて学力的に大きなビハインドを得るようです。
そしてそれを覆す術を持たないために、進学できず、結果所得が低くなると言った負の連鎖を引き起こしているそうです。

こういった子供たちに対して、無償で授業を行うのはダメでしょうか。
教材費のみで教えるのは問題があるでしょうか。
正規料金を払って通塾してくれている子たちと同じ教室に入れるのはどうなんでしょうか。

判断に悩みます。今回の記事は子供に見せるような内容ではないかとも考えます。
最近の悩みを文章にせずには居れませんでした。

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