広島県中学校受験【女子校】

ノートルダム清心中学校

どんなところ？

第二次世界大戦後に出来た新しい学校だそうです。比較的新しい学校で、１９８０年代から増改築をして現在の形になったようです。以前は短期大学が併設されていましたが、２００２年に廃校となり短期大学の施設も中高生が利用しているようで、かなり広々とした学校なのではないでしょうか。聖ジュリーの生き方を建学の精神とし、「心を清くし　愛の人であれ」を教育理念に掲げて、教育活動に取り組まれているようです。

入試情報

算数１００点：国語１００点：理科６０点：社会６０点

算数
①と②に分かれていて、①は８～９問編成、②は３問編成となっています。①は比較的解きやすいものが多いですが、その分高得点が必要となります。３問以上おとすとかなり苦しくなります。②はかなりの難易度を誇ります、大問の（１）を確実に正解するように心がけましょう。

国語
広島学院同様かなりの難易度となります。小学生のうちから論理的な思考能力を鍛えておく必要があります。

理科
ほかの中学校に比べて表がよく出る傾向にあります。表を読み取る力も重要となります、他の中学校の過去問演習をする際も、表の多い中学校を選んで解くようにするとよいでしょう。

社会
小学生にはかなり厳しい問題も多く出題されます。実際得点差が付きにくい科目ではないでしょうか。広島学院ほどの記述は求められないようですが、とれるところを確実に解いておくことが重要でしょう。

広島女学院中学校

どんなところ？

1886年に砂本貞吉が開設し、アメリカから来日した宣教師のN・B・ゲーンスによって教育の基盤作られたのが始まりだそうです。こちらもなかなかに歴史が古く、中国地方で最も歴史のあるミッション系スクールとのことです。国際交流や平和活動にも力を入れていて、2006年には学校法人としては初の谷本清平和賞を受賞しています。また、上部学校に女学院大学があります。

入試情報

算数１２０点：国語１２０点：理科５０点：社会５０点

算数
５問編成ですが①～③をまず完璧に解くとよいでしょう。その後④⑤である程度加点出来ると、算数は配点が高いので有利になると思われます。

国語
○○文字で抜き出しなさいと言う形式の問題が多くみられます。書き抜きは該当箇所を素早く特定し、文字数に合わせて抜き出すために何度か読み直す必要がありますので、文章を早く読む力が必要かもしれません。

理科
理科と社会は同じ時間の中で解くようになります、理科はちょっと記号問題が多いように感じますので覚えて得点できるところは確実にしておきたいところです。

社会
こちらも記号問題が多いです。また、出題は鎌倉以降からの主題されることが多いように思われます。

安田女子中学校

どんなところ？

広島県内で唯一幼稚園～大学までそろっている学校です。校則が結構厳しいと言うことを聞きますが、その分生徒の皆さんはとても礼儀正し印象を受けます。また、アストラムラインの駅近くにあるということで広島市全域からのアクセスが非常によく、通いやすい学校と言う特徴もあります。

入試情報

入試方式はちょっと複雑でA専願/併願・B専願/併願とあります。適正型を除くと、A日程は算数１００点：国語１００点。B日程は算数・国語・理科・社会が各１００点となっています。また、英検が加点対象となるため、ここを第一志望とする場合は英検を取っておくのも良いでしょう。

英検３級１０点・英検準２級１５点・英検２級２０点（B日程は２倍）となっています。定員的にはA日程で８０％くらいの募集をするため、A日程で合格しておきたいところです。

入試問題自体の難易度はそこまで高くないため、全体的に基礎をしっかりとしておくことが重要でしょう。また、英検の加点は３級であっても総配点の５％に達するため取っておくことが望ましいと思われます。（清心・女学院と併願しない場合）

以上３校のご案内となりました、女子高はほかにも山陽女子や比治山がありますが、今回はご紹介を割愛させていただいております。