数学:理系数学入試の核心 レビュー

参考書レビュー

『理系数学入試の核心』とは

Z会が出版する、数学の問題集で『標準編』『難関大編』の2冊構成です。
問題のチョイスはさすがZ会とも言うべきで非常に内容の濃いものとなっています。

数学ⅠAから数学Ⅲまでのすべての単元の重要問題が150問の構成でこの一冊に収まっています。
上位大学を考える理系の受験生には必須とも言うべき問題集と言えるでしょう。

『理系数学入試の核心』の口コミ・評判

『理系数学入試の核心』をバイブルと言う意味で、古典的な数学の問題集と言う人もいます。
この問題集は数学の本質を突くため、あえて手間がかかる解法を選択して解説している場合があるようです。
そのため、かなりの数学力がないとこの問題集の良さを理解できない可能性があります。

そういったこともあり、この問題集のレビューを見てみると賛否両論あるように見えますが、難関に合格している人と思しきレビューは高評価に偏っているように見えます。

『理系数学入試の核心』のレベル

まさにZ会と言える難易度ではないでしょうか?

『標準編』はあくまで『理系数学入試の核心』に迫るための標準と言う意味だと私は考えています。
ですので広島大学レベルの上位国公立やMARCHレベルの受験者が対象となるでしょう。

『難関大編』のほうは・・・東大・京大・医学部・東工大・早稲田・慶応を受験する人と旧帝国大学で数学を武器にする人以外は不要かもしれません。
ただし、数学に本気で挑みたい人を止める気はありません、是非挑戦してみてください。

『理系数学入試の核心』使い方

志望大学の過去問に本格的に挑む前の最後の一冊として使うとよいと思います。
また、問題を読んで解法を考えた後、実際に解かずに解説を読んで知識として蓄積していくといった使いかたも有効であると考えられます。

数学は基本事項をインプットするための授業は皆さん受けられているはずですが、上級テクニックに関してはアウトプット主体となり、あまりインプットしていく機会が少ないはずです。
インプット用の問題集としての活用も面白いでしょう。

『理系数学入試の核心』が終わったら

これ以上の問題集は基本的には必要ありません、どうしても問題集が欲しい場合は『大学への数学』の月刊誌に手を出すのも面白いでしょう。

基本的には『理系数学入試の核心』が終わった後は志望大学の過去問や、同じような難易度の大学の過去問を解きまくるのがベストかと思われます。

ただ、数学は答案の書き方で大きく得点に差が出ますので、できればZ会などで答案の添削をしてもらうと良いでしょう。

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