高校1年生には文理選択があります
GWがおわって、各学年本格的に授業が始まる時期になります。
特に高校1年生にはこの時期から大事な選択が始まります。
それは
ほとんどの高校では大体この時期くらいから文理選択を考える指導をしていき、早い高校では秋ごろに、遅くとも三学期にはその後のコースわけである文理選択が終わります。
文系・理系どちらかを選択するかによって受験できる大学・学部が大まかに決まってきますので、皆さんかなり真剣に考えることになります。
また、この時の選択が将来の職業にも少なからず影響してくるので非常に重要な時期であるともいえるでしょう。
ですが、高校での指導がこの時期から始まるというだけであり、別に早い段階で決めてしまってもなんの問題もありません。
早い時期から目標を立てて志を持って勉強していくほうが、有利になります。
ちなみに私は小学校3年生の時に理系に進むと決めました。
はや!きっかけは何だったんですか?
とにかく理科が好きで、いろいろな本を読みながら家にある材料で出来る実験などをしていた時に出会った科学雑誌が決定打だったと思います。
今回は文系・理系の代表的な学部についてご紹介していきたいと思います。
理系の学部
『工学部』『理学部』『農学部』『医学部』『歯学部』『薬学部』
代表的なのはこのくらいかと思います。
『工学部』『理学部』
一般的に理工系といわれる学部になります。
大学によっては二つまとめて『理工学部』なんていう大学もあったります。
この二つにはそこまで明確な線引きはありません。
ざっくりいうと、理学部は、自然現象を理解すること真理の探究に主眼を置くのに対して、工学部はより実用的なことを学び、物を作ることに主眼を置くことでしょうか。
また、学ぶ範囲も非常に広く【理科っぽいもの】はすべて対象となります。
私は工学部ですが、まぁはっきり言って理学部の人はマニアです。
勉強マニアってことですか?
特に数学科や生物科はすごいです、真冬に半袖半ズボンで『素数の歌』を歌いながら登校してくる人や、解剖して内臓とにらめっこしてニヤニヤしている知り合いがいました・・・
ひえー
ちなみに、工学部は男子学生の比率が圧倒的に多いため『男工学部(おとこうがくぶ)』と言われたりします。
うちの大学では、入学時女子トイレがなかった記憶があります(今はありますよ)。
また、理学部はマニアばっかりで実用的かどうかを別に研究していることが多いため『就職無理学部』なんて呼ばれたりしています。(私の友人で理学部で研究室にこもったまた現実世界に帰ってこないひとが数名います)
農学部
これはぱっと見イメージしやすいと思います。
農業に関することを勉強することが多いです。
ただし、農学部のカバーする範囲はかなり広く生物学を全般的に取り扱うこともあるため農業・林業・畜産業・漁業も取り扱います。
大学によっては、一部に特化するために『水産学部』と呼称するところもあります。
ちなみに地元の広島大学では食用生物に特化した『生物生産学部』という名前になっています。
生物関係は理工系の学部でも取り扱うのですが、農学部の特徴はフィールドワークが多いことではないでしょうか。
理工系の学部で生物を取り扱うときは研究室の中で行うのに対して、農学部では実際に現地に赴いて研究していることが多いように思います。
私のルームメイトで、あったかい海を研究している友達がいましたが、彼が研究室に配属されてからは半年に一度くらいしか会うことが出来ませんでした。
!ルームメイトってことは同じ部屋に住んでいるんですよね?半年に一回しか家に帰ってこないんですか?
ずーっと、小笠原諸島にいました・・・。半年に一回会うときはいつも真っ黒に焼けてましたね・・
一応東京都だそうです・・・彼はとても幸せそうでした・・・。
まぁこれはかなり特殊な例ですが、ほかにはその地域の特産に合わせた研究もおこなわれているようです。
『医学部』『歯学部』『薬学部』
一般的に医歯薬系といわれる医療系の学部になります。
『医学部』は『医学科』『看護科』『保健科』に分かれ、歯学部は『歯学科』『口腔衛生科』に分かれたりします。
また、『薬学部』も『薬学科』『薬科学科』に分かれます。
これらのうち『医学科=医者』『歯学科=歯医者』『薬学科=薬剤師』となり、それぞれ在学期間は6年となるで注意が必要です。
それ以外の学科は普通に4年制となります。
今回は大まかな分類のため、看護科・保健科を理系に分類していますが一部の難関大学を除きほとんどの看護科は文系となります。
おそらく一般の大学の看護科の入試科目は数学は『数学ⅠA』までで理科は『理科基礎』で受験可能です。(文系で習う範囲です)
へー
東大をはじめ旧帝国大学と言った、難関大学のみ理系じゃないと受験できませんが、『医療系だから理系』と言った、間違った考えで理系を選択すると大学入試と全く関係のない勉強を延々と学校でやらされる羽目になるため注意が必要です。
それは困ります!
高校生が理系で学ぶこと
数学:数学ⅠⅡⅢABC
かなりのボリュームです、アカデミックな理系数学として必要な基礎となる、微分積分学が後半は中心となってきますが、文系には全く関係のない範囲です。
理科:物理・化学・生物・地学
文系で学ぶ理科基礎と違い、かなり深いところまで学んでいきます。
名前はよく似ていますが、理科基礎とは全くの別科目だと思ってもらったほうがいいでしょう。
『小学校理科』と『中学校理科』くらい違います。
全般的にイメージとして、大学で専門的な研究をするための基礎を学ぶといったイメージになります。
当然難易度もかなりのものになりますので、理系に進む場合は覚悟と情熱が必要となるでしょう。
そして大学にもよりますが、数学と理科の配点が非常に高い傾向にあります。
ちょっと長くなってきたので、今回はここまでにして、次回のブログで文系の紹介をしていきたいと思います。
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