10月19日と20日は野外活動
二日間にわたって、江波小の5年生が野外活動に行っています。
生徒さんにしおりを見せてもらいましたが、竹箸つくり・薪割り・ウッドペンダント作成・飯盒炊爨・キャンプファイヤー・etc、、、。
なかなか楽しそうな内容でした。
大暴れしてきます!
ほどほどに・・・・
最近の小学校はナイフで鉛筆を削ったりしないと聞いていたのですが、小刀で箸を作ったりといい感じのアウトドアを楽しめるのではないでしょうか。
いいですね!
うちの子も、上の子は5歳になったのでそろそろキャンプとかしてみたいと思います。
むしろ、塾のイベントでキャンプとかありなんですかね?
危ないかな・・・・?
私が大学生時代に行った思い出深いキャンプ
5年生の話を聞いていて、私も大学生時代をふと思い出しました。
もう20年以上前になるでしょうか、大学の先輩に連れられて無人島にキャンプに行ったことがあります。
大学の先輩がさらに先輩からヨットを借りてきてくれて、それで無人島に行ったことがあるのです。
ヨットと言っても、補助的にエンジンがついているものでしたので、無人島まではエンジンで航行していきました。
島に着くまではヨットに乗っているだけだったので楽勝だったのですが、島についてからがかなり大変でした。
無人島なので、港が無いんです。
港が無いとどうなるかと言うと、積んできた荷物を陸揚げすることが出来ません。
ですので、みんなで泳いで荷物を運ぶことにしました。
今思えばよくやったと思います。
荷物を陸揚げするだけで3時間以上かかった記憶があります。
たしか、朝6時ごろ家を出たのに、BBQの準備を始めるころには夕方の5時くらいでした。
ヨットに詰める荷物には限界があるので、BBQ用品は網しかもっていっていません。
ですので、薪を集めるところから始まりました。
しかし、運のよいことに無人島には木製の難破船が漂着していました。
詳しくはわかりませんが、かなり古い漁船のようだったと記憶しています。
この船を砕いて無事薪を確保し、みんなでBBQを楽しみました。
結構疲れましたが、ここまでは非常に楽しかったです。
これぞアウトドア、これぞサバイバル。
疲れ切っていたので、テントも立てずみんなでお酒を飲みながら砂浜で寝てしまいました。
そして事件が起こったのは翌日の朝です。
まだ眠いのに朝5時ごろ先輩にたたき起こされます。
『吉田!起きろ!ヨットがない!』
今でも覚えています。
普段からぶっ飛んでいる生活をしている先輩でした、忍者選手権で優勝したり、サスケに出場したりと人生経験豊富な人で、困った顔など見たことがない人が、顔面蒼白になっていました。
無人島ですので、携帯の電波は届きません。
救助を呼ぶこともできないのです。
とりあえず全員で島の周囲を探索したところ、はるか沖のほうに『白い棒』が見えることに気が付きました。
錨をおろしていたにもかかわらず、激しい潮流でヨットが流されてしまっていたのです。
もう選択肢はありません、当時もっとも体力のあった先輩ともう一人運動部で力のある後輩2名でゴムボートに乗って、ヨットを拾いに行きました。
全部で10名で無人島に行ったので、8人は島に残っています。
残った8人は、ヨットが奪還できなかった時に備えて水源の確保と食料の確保の準備を始めました。
かなりみんな覚悟を決めていましたが、奇跡的に私の先輩は沖のほうで漁船に拾われました。
そして漁船に曳航(引っ張ってもらう)されて、無事ヨットの奪還に成功しました。
全員が『これで生きて帰れる』と安堵し、急いでヨットに荷物を積んで島を後にしました。
ですが、この後まだ事件が待っていました。
島を離れて2時間後、まさかのエンジン停止。
突然エンジンルームから黒煙が上がり、エンジンが動かなくなってしまったのです。
(後で分かったことですが、整備不良で海水が入ってしまったようでした。)
もはや島も見えません、どこにも陸が見えません。
幸いにもこの船はヨットでしたので、まったく使い方はわかりませんでしたが帆を張ってヨットを動かそうとしました。
が
このヨットを借りる前の月に台風があり、ヨットの帆は破れてしまっていました。
(整備不良だったから格安で借りれたんだそうです)
もはや我々に残された道は、太陽を頼りに方角を計算してヨットをこぐのみです。
ゴムボートについていたオールとヨットに非常用に設置されていたオールが計4本ありましたので、交代でこぐことにしました。
そして、2時間ほどヨットをこいだあたりでしょうか。
休憩中の後輩から報告がありました。
『天気予報によると、二時間後に嵐になります。』
この時は全員本気で死を覚悟しました。
その中で一人冷静な人がいました。
そう、ぶっ飛んでいる先輩です。
『〇本、なんでそれを知っている!』
そうです、2時間ヨットをこいだ結果ついに携帯電話の通話可能圏内にぎりぎり到達したのです。
そして嵐が訪れる直前に、私たちは救助されました。
皆さん、無人島に行くときは壊れていない船で行きましょう(笑)。
はなしがそれましたが・・・
かなり大きく話がへんな方向に行きましたが、5年生の皆さん存分に楽しんできてください。
特にアウトドアで火を使うと言う経験は、数字を量としてとらえる訓練にもなると言うデータがあります。
簡単にいうと、子供のころに焚火をした経験が多い子の方が、算数・数学の点数が高い傾向にあるらしいです。
人間と動物の違いは火を使うところから始まったなどと言う研究者がいるくらいですので一理あるのでしょう。
おさるウッキーとの違いを見せつけてくるのです。
そして、授業の振り替えも出来るだけお願いします。
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