『富田の英文読解100の原則』とは
『富田の英文読解100の原則』は非常に解説が詳しい問題集です。
多くの長文読解問題集で文章にSVOCがふられていますが『富田の英文読解100の原則』は、読みにくい文章に焦点を当てて、構文解析をしていきます。
また、東大・京大をはじめとする難関大でよくある日本語に訳しにくい文章を『文脈』と言う逃げの言葉を使わず、完璧なロジックを用いて訳していきます。
そういった内容に重点を置いていますので、基本的な文章の解説は飛ばされているといった特徴もあります。
『富田の英文読解100の原則』の口コミ・評判
購入者に富田先生の教え子が多いのか、レビューは高評価が目立ちます。
実際私も予備校時代に富田先生の授業を受けて、この問題集で復習しとんでもなく英語の偏差値が上がった人間です。
指導者となった今はこの問題集を見ながら授業の内容を組み立てたりしています。
『富田の英文読解100の原則』のレベル
上下巻に分かれていて、難易度は下巻のほうが高くなります。
上巻の難易度は入試標準レベル(日東駒専・共通テスト~関関同立)となり、下巻は(MARCH~早慶・上位国公立)くらいが目安となっています。
難易度的には足りませんが、東大や京大を受験する人にも有益な情報が100の原則の中に詰め込まれていますので多くの受験生に是非やってほしい問題集と言えるでしょう。
ただし、上巻でも入試標準レベルであり、難易度の低い文章には解説がないため入門書としては使いにくいものとなります。
大体の目安として共通テストの過去問を解いたときに60%程度取れる学力が必要と言えるでしょう。
『富田の英文読解100の原則』使い方
英語の勉強が一通り進んだ状態で始める問題集になります。
本書を始める前には文法の全範囲問題集を一通り終えて、基本レベルの簡単な読解の問題集を終えた後で取り組むのが良いでしょう。
また、実際の入試問題レベルの文章を扱いますので英単語のレベルも中々のものになります。
学校で配られた単語帳は一通り終わった状態で取り組むとなお効果が高いでしょう。
『富田の英文読解100の原則』が終わったら
かなり内容の良い問題集になりますので、英文を読んでいくためのテクニックはこれ以上必要ないはずです。
ただし割とオーソドックスな問題を扱っていることが多いので、特殊な形式の大学を志望する際は、大学別の過去問演習は必須と言えるでしょう。
本書に取り組んだ後に、東進の過去問データーベースから過去問を探して解いていくことが重要です。
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