文系の学部
『法学部』『文学部』『経済学部』『商学部』『外国語学部』『社会学部』
文系の学部はここ数十年でいろいろな名前の学部が作られたような気がします。
結構私立大学が横文字などを使ってかっこよさそうな名前の学部を量産しているように感じますが、大きく分けるとこんな感じになるかと思います。
少子化の影響か、私立は生徒を確保するためにいろいろなことを考えているようです。特に平成になって『国際』が付く大学・学部が増えたり『マネージメント』みたいな横文字が付く学部が増えたように感じます。
大学も大変なんですねぇ~
法学部
見たまんま!法律の勉強をしていきます。
弁護士・司法書士・行政書士・・・・
弁護士が頂点なのかな?
弁護士国家試験は非常に難易度が高いため、法学部に入学後弁護士を目指す学生は本当によく勉強します。
私が大学に入ってサークル活動に熱中してた時も、法学部の同級生は図書館にこもって勉強していました。超リスペクトです。
大学生って感じですね、法学部かっこいい!
大学入学後遊んでいる一般の学生は法学部の学生を尊敬と畏怖の念を込めて『あほう学部』と呼ぶこともあります。
『文学部』と『経済学部』『商学部』
全く異なる学問分野ですが、あえてひとくくりにしました。
それはこの三つの学部は別称が似通っているからです。
それは・・・
『遊ぶん学部』『パラダイス経済』『楽しょう学部』
何ともお花畑な呼ばれ方ですが、うちの大学ではこの三つの学部は非常に単位が取りやすいためこう呼ばれていました。
ちなみに私の生徒に聞いたところ、今でもこう呼ばれているようです。
余談ですが、地元広島大学でも同じように呼ばれているとか・・・・(ちなみに東大はヒマ経と呼ぶそうです)
冗談はおいて起き、本題に入ります。
文学部は文字どおり、文学について学んでいきます。
ゼミによって研究テーマは異なるようですが古今東西を問わず、様々なジャンルの本を読み、その内容・時代背景などについて研究するようです。
また経済学部ですが、こちらは文系よりの経済学と理系よりの経済学に分かれます。
入試の時点でも、文系・理系どちらでも受けることが出来るようになっており、様々なタイプの学生がいるようです。
この経済学部ですが、入学後コース選択をする際には注意が必要なようです。
理系の学部からも学生が来るということは、学ぶ内容によっては高度な数学を必要とします。
数学が苦手で文系を選んだ学生の場合、数学を使うコースに進むとかなり苦戦することが予想されます。
経済学部系でも入学時から鬼のように勉強している学生もいます。
そういった方たちは、公認会計士という難関の資格を狙っていたりします。
公認会計士は、なかなかに高給取りになるため、弁護士同様相当な努力を必要とします。
どのくらい高いんですか?
初任給の段階で一般業種の1.5倍は出ます。大体弁護士と同じくらいだと思ってください。
やっぱり努力はだいじなんですねー
『外国語学部』
なぜか女子に人気な外国語学部、昔はファッション的にここを選択する人も多かったみたいですが、近年はグローバルな視点から外国語系の国際学部を選択する人が増えています。
また、外国語のみを勉強するのではなく、国際的なことを学びながら同時に外国を学ぶ傾向に変わりつつある感じもします。
小さな大学だと、英語科・中国語科くらいしかありませんが、外国語大学や難関大学になると様々な言語を学ぶことが出来ます。
私後輩に、東京外国語大学から編入してきたものがいますが、かれは英語・中国語・日本語の三か国語をはなせるそうです。
トリリンガル!かっこいい!
ただ、まだまだ日本の外国語教育はレベルが低く、東京外国語大学(難関大学です)レベルでも実際に話せる人は少ないようです。
外国語を本気で勉強したいのであれば、大学で文法・文学・文化をしっかり勉強するとともに、自分で留学するなどして、生きた外国語を身に着けることが重要と言えるでしょう。
留学・・・お金かかりそー
そうなんですが、最近の技術の発展は素晴らしいもので、やる気さえあれば別に留学しなくてもスカイプなどのヴォイスチャットツールを使って、英会話の勉強をすることは可能です。
それはお金かからなくていいですね!
私は日常会話程度でいいなら一応英語を使えますが、別に留学とかしていたわけではなく、大好きなゲームで遊ぶためにボイスチャットを使っているうちにそこそこ出来るようになりました。
実際英語を何とか話せるようになるだけであれば、適当に留学していれば話せるようになります。
私の有事に大学を出ていないのに英語が話せる人が数人いますが、一年も暮らしていればそれなりに話せると言っていました。
ただ、やはり文法的にはがたがたで、ビジネス的には全く使えないと言うのが本音のようです。
ちゃんと語学を体系的に学んだうえで留学するのが一番でしょう。
『社会学部』
最後に社会学部。
一言で社会学と言ってもその内容は多岐にわたります。
実際何をやっているかも大学によって全く異なり、ちょっと想像がつきにくい学部になります。
別称もあまり聞いたことがありません(そもそも社会学部とは総称であり、大学ごとに呼び方もバラバラです)
かなり適当な説明になりますが、社会に関する全般を学ぶ学部だと思ってください。
文理混合学部
あとは、文系と理系が混じったような学部があります。
先ほど文系で紹介した経済学部もこれにあたりますが、ほかにも『教育学部』『総合学部』などがこれにあたります。
(大学によっては農学部の一部や、工学部から情報学部を独立させて文理混合にしているところもあります)
『教育学部』
こればわかりやすいですね、学校の先生の資格を取りに行く学部になります。
うちの大学では幻の学部といわれ、ほとんど教育学部の人間を見ることがありません。
一学年2700人程度の学生に対して50人くらいしか教育学部の定員がありませんのでそもそもがレアなのです。
ちなみに私の友人には教育学部卒は一人しかいません。
ですので、地元広島大学で見ていきます。
実は広島大学は、教育学部の名門で『西の広島』『東の筑波』と言われるほどです。
学べる内容も小学校教育から高校教育の全科目と養護教育とすべての内容が学べます。
教育学部を受験するときは、選択するコース(将来取る予定の免許の種類)によって受験科目が決まります。
国語の先生を志望するなら文系受験ですし、理科の先生を志望するなら理系受験です。
ただし、『西の広島』と言われる広島大学はさらに受験方式が細分化されていて、志望するコースによって、受験科目・配点割合が全然違います。
予備校で進路指導するときは本当に苦労します。代表的な大学の受験科目は我々指導者は覚えておくものなですが、広島大学は複雑すぎて・・・・
学校の先生の免許は、中学・高校であれば教育学部以外からでも所得可能です。
教育学部の利点は、免許が二つ取れることにあります。
小学校の先生の免許をとって、さらに中学や高校の先生の免許もとれるのです。
『総合学部』
ついにこの学部を説明する時が来てしましました。
グローバルな視点から、多角的な視野を持って研究する人材を育成するという名目のもと平成に入ったあたりから増えてきた学部になります。
この学部の特徴は、入学後に文理が分かれることになります。
ただ・・実際何をする学部なのかを問われると、私は答えることが出来ません。
うちの大学では、『総合人間学部(略称そうじん)』といって、パラダイス経済と並んで単位が空から降ってくる学部でした。
ですのでまず学校で彼らを見ることはなく、いつも暇そうにしている彼らを『暇そうじん』と呼んでいました。
文理混合と言うにしては、大学院の定員は少なく(10倍の倍率だった記憶があります)卒業後大学院への進学を希望する学生は、他の理系の専門学部で転学するケースが多かったように思います。
学内での扱いも微妙で、理学部と並んで変人扱いされることが多かったように思います。
マニア道を突き進む変人が理学部で、文理すら決めきれない変人が総合人間学部と言った扱いでした。
先生もたいがい変人だと思いますけど・・・先生から見てもさらに変人って・・・
ほかの大学はよくわかりませんが、個人的にあまりお勧めしたい学部ではないですね。
文理選択の仕方
正直、こう決めればいい!というものは存在しません。
自分の人生です。
自分の好きなように生きれば良いと思います。
ただ、まだまだ人生経験も少なく判断材料に乏しい時期だとは思います。
こちらのサイトは、世界各地の様々な分野で活躍するリーダーたちが自分の経験などを英語で話してくれるサイトになります。
ちゃんと日本語訳もついていますので、リスニングの練習もかねて見てみるとよいでしょう。
スマホ買ってもらって、youtubeばかり見ているよりも絶対に自分のためになります。
ばれてるー
あとは気になったことはウィキペディアなどで調べたりするといろいろなことを知ることが出来、判断材料が増えると思います。
そして疑問に思ったことは私や周りの大人に聞いてみましょう。
そうやって、知識を増やしていくことが将来的には重要になってくるはずです。
コメント