字の汚さと学力の関係

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頭のいい人ほど字が汚い

字の汚さと学力の関係をネットで検索すると様々な記事が出てきます。
明確なデータをとっているわけではありませんが、私もこの意見に大いに賛成します。
ただ、もう少し付け加えて正確に表現すると『数学・理科が出来る人ほど字が汚い』と言うほうがより真実に近いかもしれません。

実際私の同級生に字がきれいな人はいませんでした。
かなり字がきれいと思える人で、標準と言ったレベルの綺麗さだったと記憶しています。
(もちろん例外はあります、あくまで割合としてと言うことです)

これに関するいろいろな記事を読みましたが、どれも内容はほぼ2通りに分類されました。
①頭のいい人は、脳の処理速度に手が追い付かないから字が汚い。
②字を速く書くから汚くなるけれど、その分勉強スピードが速いから成績が良い。

卵が先か、鶏が先か・・・・

字がきれいと言うことはどういうこと?

これも極端な話になりますが、日本の国語教育は小学校において『書き順』『とめ』『はね』『はらい』と言ったことをかなり時間を割いて教えます。
それって、学力に関係あるのでしょうか?

学力は基本的には左脳が関係していると言われています、反対に右脳は芸術系をつかさどると言われています。
書道って、芸術ですよね?
また、漢字は英語で”Chinese character”といます。(かなは Kana characterとかJapanese syllabary charactersとか言われたりします)
アルファベットはletterです。

一応characterは日本語訳するときに”文字”と訳されていますが、どちらかと言うと象形文字や指示文字に近い意味合いになりますし、海外の友人に聞いてみると『日本の文字は絵のようだ』と言います。

極論すると、きれいな字を書くと言うことは絵を描いているのと同じことになります。

このようなバランスや美しさを考えながら数式の処理をするなどと言う離れ業は私には不可能です。

ただ汚ければいいわけではない

一言で汚い字と言いましたが、私の経験上汚い字には2通りあるように思います。
①早く書くために簡略化され、丸みを帯びた文字。
②小学校低学年が書くような、明らかに書きなれていない稚拙な文字。

①はアルファベットに例えるなら筆記体に近い感覚です。
②はあまりにも文字を書く回数が少ないためにただ稚拙なだけで、書くのも早くない文字です。

長く先生と呼ばれて仕事をしていると、この2種類の文字に関しては見るだけである程度生徒の学力を推測できるようになります。

がんばって汚い字を書くようにします!

いや・・・そうではなく・・・

綺麗に書くことに意識を向けなければいいんですね!

そうです!綺麗さではなく、早さに意識を向けると良いと思います。

今回は字の汚さと学力について書きましたが、続きのテーマで次回は『ノートをとる』ことについてお話していきます。

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